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ことばのたね(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

ことばのたね あらぐさ抄

 

ことばのたね

 それは「ぼく」だったかもしれない
「みち」だったかもしれない
どこからかことばがやってきた
ひとつのことばのたねには
そらが もりが ひとがひそんでいる。
ひとつのことばのたねのなかいくつものことばが
はじまりをまっている

 (略)

 この詩は、詩人覚和歌子さんの作品で、言葉を初めて使った子供の場面である。その言葉の種から芽が出て枝を伸ばし、葉を広げて大木に育ってゆく。人は誰もことばの種を蓄えていて、それに刺激を与えられると、見事なことばの花を咲かす不思議な存在である。(みのるん)

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