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月の兎(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

月の兎 あらぐさ抄

 

月の兎

 月の影の模様が兎に見えることから、「月には兎がいる」という伝承は日本をはじめ中国などアジア各地で古くからいわれている。「中秋の名月」といえば旧暦8月15日の満月を指す。猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿が月の影となったという(みのるん)

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