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国際捕鯨委員会から脱退(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

国際捕鯨委員会から脱退 あらぐさ抄

 

国際捕鯨委員会から脱退

 去年暮れ12月26日―政府は、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を発表し、菅義偉官房長官談話を発表した。南極海でクジラを捕獲する日本の捕鯨船を持続的に利用するとの基本姿勢の下、昭和63年以降中断している商業捕鯨を今年7月から再開することとし、国際捕鯨取締条約から脱退することを決定した。
 この決定を長年クジラの肉に関わってきた一部の人達からは、歓迎の声も上がっている。
 鯨の肉は子どもの頃から親しんできた。油のぎらぎらする歯ごたえのある鯨の肉のコリコリ感は今でも忘れがたい。特に夏の盛りには「鯨汁のユウゴウ汁」といって、夕顔と一緒に汁の中で親しんできた。
 確かに店頭でいまでもクジラの肉を見ることができるが、値段が高く敬遠してしまう。これらの肉は、クジラの資源量や生態などを調査するための捕鯨は認められていて、捕った鯨の肉などがスーパーなどで売られていたのだ。
 しかし、IWCを脱退してまでクジラの肉を味わう必要があるのだろうか。様々な国際問題があちこちで起きている現在、独自の道を歩もうとする2019年の日本の針路に危惧をもつ。(みのるん)

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