本文へスキップ

古事記にあった「令和」の文字(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

古事記にあった「令和」の文字 あらぐさ抄

 

古事記にあった「令和」の文字

 4月になったある日、「長岡よみうり」編集長の関根聡氏がやや興奮気味に話された。「令和」の文字は「万葉集」より先に「古事記」に載っているというのだ。
 関根氏は「まちの駅 古事記com」駅長で生まれは神奈川県藤沢市。画期的研究ソフト「麻呂」の共同制作者として知られている。見附市のプログラマー山田康雄氏と共に「古事記」の検索機能を共同で作成している。そこには新しい元号「令和」があるというのだ。
 古事記中巻崇神天皇の中に「又此之御代、大毘古命者、遣高志道、其子建沼河別命者、遣東方十二道而、令和平其麻都漏波奴人等」(網掛け筆者)崇神天皇時代大毘古命を越の国に遣わしてその子建沼河別命(たてぬなかわわけのみこと)を東の十二道に遣わしてそこの服従しない者どもを平定させられたというのである。しかもここには古志の国が出てくる。東の十二道には関根氏の故郷駿河国もはいる。
 令和を万葉集から引用したという万葉学者中西進氏はこの古事記の一文に気づかなかったのではないか。関根氏は強調する。この発見は関根氏の緻密な古事記索引から浮かび出てきた宝石である。関根氏の発見に拍手したい。(みのるん)

 > 古事記にあった「令和」の文字 >