本文へスキップ

中越地震15年(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

中越地震15年 あらぐさ抄

 

中越地震15年

 中越地震から15年目。この地震で68人が亡くなった。各地でその時間に、亡くなった人を悼む行事が行われた。平成16年10月23日午後5時56分、この日の記憶は未だ昨日のように生々しい。
 筆者が住む小国地区は震度6強の地震だった。夜空の星が見えて寒い日だった。大きな揺れで夕飯の鍋をガス台に載せている時だった。「ガスを止めます」という自動消火の声でガスの火が止まった。外へ飛び出し、近所の人と建物崩壊の心配のない場所に集まった。
 まもなく集落センターにテントが建てられて避難した人たちが集まった。小国停留所駐車中のバスが帰れず、中は暖房が聞くので、老人たちはそのバスの中が避難所になった。
 電気が消えて、集会所の石油ストーブだけが使用できた。妻が福祉施設の園長だったので、急いで施設に駆け付ける。入所者を広い体育館に集め、その夜はそこに一緒に泊まり、トイレに行く人に懐中電灯をつけて案内役をした。
 災害続きの近年、あの日の記憶をしっかり心に留めてその時に為に備えたい。(みのるん)

 > 中越地震15年 >