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喪中はがき(あらぐさ抄) | 高橋実の本棚

あらぐさ抄(長岡よみうりのコラム)column

喪中はがき あらぐさ抄

 

喪中はがき

 十一月に入ると「喪中はがき」が舞い込むようになった。喪中はがきとは、年賀状を出さないことをお知らせする、年賀欠礼の挨拶状である。一般的に、身内に不幸があった場合は喪中とし、その期間は慶事を避け喪に服すので、年賀状も出さない。喪中には、近親者などの死を受けて、それを悲しみ慶事に関わる気持ちになれない期間という意味がある。
 「喪中はがき」の風習は、明治半ば頃に生まれた風習という。もともとこの時代の「喪中はがき」は、皇室の大喪に対し官吏などが出したもの。それが次第に皇室の大喪だけではなく、個人の喪中のための喪中はがきとして大正時代に徐々に広まり、昭和初期に徐々に一部階層の風習となったとか。
 一体このはがきどの範囲で出すのだろうか。正式な決まりはないようだ。一親等(父母・配偶者・子)そして生計を共にしている二親等(祖父母・兄弟姉妹・孫)に不幸があった場合に出すのが通例。年賀状を出すときは住所録から喪中はがきをもらった人をチェックしておかないとうっかり出してしまうことがある。(ひこぜん)

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