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木喰仏を巡る旅(真蔵院) | 著書紹介

著書紹介book

木喰仏三十五体の大群像の一部

小千谷市小栗山 小栗山木喰観音堂 木喰仏三十五体の大群像の一部

『木喰仏を巡る旅―越後佐渡 ほほえみの仏たち』の内容の一部です。

真蔵院(柏崎市)

真蔵院(しんぞういん)

真蔵院  柏崎から出雲崎へ抜ける海岸の椎谷岬坂ノ下に机立(つくえだち)観音堂が立っていた。机立という変わった名前は、すぐ近くの海岸に漂着した仏像をお迎えして、机の上に立てて礼拝したことから呼ばれるようになったという。この観音堂は、有名な椎谷観音堂の裏手にあたり、旧西山町大崎の真蔵院の末寺といわれている。ここには欅(けやき)で彫った木喰仏十三体が客仏として安置されていた。背銘からすると、文化元年(1804)六月三日から十八日まで、普賢菩薩(ふげんぼさつ)(六月三日、六十九センチ)釈迦加如来(しゃかにょらい)(六月五日、六十九センチ)などと彫った月日も分かる。柳宗悦(やなぎむねよし)は、真蔵院この中の一体は柏崎の新道竜松庵に出かけて刻んだ後、引き返してまた刻んだと言っているが、これは背銘の読み違いで木喰は十三体をここで刻んだ後に新道へ向かったと判明した。

 大正元年(1912)船積みされて、出雲崎付近で顔に塗料が塗られ、木喰仏の姿が失われてしまった。
 像の台座・衣服・肌・光背などが赤や緑・青などで着色されている。着色した理由・人物など謎のままである。
 観音堂の管理は椎谷と石地の集落に任せられていたが、平成十九年(2007)の中越沖地震で壊れたのを契機に、像は真蔵院に移された。


 
※ 木喰仏の写真は本書をご覧ください。
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<本の事項>
書 名 木喰仏を巡る旅
副書名 越後佐渡 ほほえみの仏たち
著者名 高橋 実/著
    大久保 憲次/監修
出版社 新潟日報事業社
出版地 新潟
出版年 2011年
定 価 1600円+税
ISBN 978-4-86132-441-3


※ 『木喰仏を巡る旅』目次のページをご覧ください。

 

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部(下段中央は木喰上人自刻像)

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