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木喰仏を巡る旅(安住寺) | 著書紹介

著書紹介book

木喰仏三十五体の大群像の一部

小千谷市小栗山 小栗山木喰観音堂 木喰仏三十五体の大群像の一部

『木喰仏を巡る旅―越後佐渡 ほほえみの仏たち』の内容の一部です。

安住寺(柏崎市)

安住寺(あんじゅうじ)

安住寺  曹洞宗不動山安住寺は鯖石川の中流左岸、南鯖石石曽根に立つ。ここは寳生寺や小栗山木喰観音堂、上前島金毘羅堂とならぶ三十三体の木喰群像が鎮座している。像完成後の文政四年(1821)火災に遭うが隣接の丘の上に観音堂があり、木喰仏はそこに安置してあったため被害を免れる。像高は六十五センチから七十センチ。背銘は文化元年(1804)九月八日から十月九日、すべてに「寿百万歳」の文字が記されている。ここの群像は木喰仏が世間に知られるようになる以前に心ない仏師によって改刻されている。ただ顔面の改刻は浅く、木喰仏の面影を残している。改刻の経緯は不明である。この群像は、木喰仏を再発見した柳宗悦(やなぎむねよし)をして慨嘆させた。「…愚かな者の行為のために遂に空しくせられた…越後はいつか上人の地として人々の足を招くであろうが、安住寺ばかりは、上人を慕ふ人々は迎へることはできないであらふ…」(『木喰上人』)。文化元年以来この群像は寺の人たちに最も手厚く保護されてきた。それをたたえるべきであろう。


 
※ 木喰仏の写真は本書をご覧ください。
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<本の事項>
書 名 木喰仏を巡る旅
副書名 越後佐渡 ほほえみの仏たち
著者名 高橋 実/著
    大久保 憲次/監修
出版社 新潟日報事業社
出版地 新潟
出版年 2011年
定 価 1600円+税
ISBN 978-4-86132-441-3


※ 『木喰仏を巡る旅』目次のページをご覧ください。

 

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部(下段中央は木喰上人自刻像)

■木喰仏の本のご紹介