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木喰仏を巡る旅(清風院) | 著書紹介

著書紹介book

木喰仏三十五体の大群像の一部

小千谷市小栗山 小栗山木喰観音堂 木喰仏三十五体の大群像の一部

『木喰仏を巡る旅―越後佐渡 ほほえみの仏たち』の内容の一部です。

清風院(上越市)

清風院(せいふういん)

大安寺  上越市稲田の清風院にある賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)坐像(文化二年=1805=三月十六日、五十七センチ)は柏崎市大泉寺にあったものといわれる。銀杏(いちょう)の木を小刀一本で徹夜で彫ったと伝えられる。賓頭盧尊者はオビンズル様と呼ばれ、寺本堂の正面に据えられて、参拝者が自らの患部をなでさするという親しみやすい仏像である。大安寺 清風院は尼寺として代々尼僧が住職(庵主(あんじゅ))であった。この賓頭盧尊者は黒光りして笑顔が美しい。背銘の木喰の歌は「東西や南に北る人々になでさすらえて…」とあるが、あとの七文字は判読できない。
 この像が、ある寺から運ばれてきたとき、高田駅まで迎えに行き、人力車に乗せて運んできたという。また庵主が小出の尼僧学林にいて、この寺を離れていた時、偽物だから売ってほしいという人が来て、先代が三十円で売ったと話したので先代の軽率をいさめすぐに買い主のところへ飛んで行った。幸いまだ運び去られていなかったので返金して引き戻したというエピソードも伝えられている。大正の頃の話である。


 
※ 木喰仏の写真は本書をご覧ください。
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<本の事項>
書 名 木喰仏を巡る旅
副書名 越後佐渡 ほほえみの仏たち
著者名 高橋 実/著
    大久保 憲次/監修
出版社 新潟日報事業社
出版地 新潟
出版年 2011年
定 価 1600円+税
ISBN 978-4-86132-441-3


※ 『木喰仏を巡る旅』目次のページをご覧ください。

 

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部(下段中央は木喰上人自刻像)

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