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木喰仏を巡る旅(大興寺) | 著書紹介

著書紹介book

木喰仏三十五体の大群像の一部

小千谷市小栗山 小栗山木喰観音堂 木喰仏三十五体の大群像の一部

『木喰仏を巡る旅―越後佐渡 ほほえみの仏たち』の内容の一部です。

大興寺(佐渡市)

大興寺(だいこうじ)

大興寺  外海府に面した佐渡市旧相川南片辺(みなみかたべ)にある大興寺に、弘法大師像一体がある。弘法大師は真言宗の開祖空海である。回国の途中から「八宗一見(はっしゅういっけん)(総ての宗派を等(ひとし)なみにみるということ)」を標榜(ひょうぼう)した木喰上人はもとは真言宗の僧であった。大興寺神妙な顔をした弘法大師の背銘は天明四年(1784)五月二十一日。全国に木喰上人の弘法大師像は二十一体あるが佐渡では、この一体のみ。やや下向きでうつむき加減の横顔は少々沈んでいるようにも見える。楠(くすのき)の一本造りで左手に錫杖(しゃくじょう)を携えている。全身が赤みをおびているのは、木喰上人自身が朱の胡粉(ごふん)を塗つた跡といわれる。
 佐渡へ渡った木喰上人も、ここまでやってくるのは大変だったと思われる。相川から姫津まで歩いてきて、舟に乗ったり歩いたりして、ようやくたどり着いたという。急速に過疎化が進み、かつて三百軒あった大興寺の檀家も半減した。


 
※ 木喰仏の写真は本書をご覧ください。
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<本の事項>
書 名 木喰仏を巡る旅
副書名 越後佐渡 ほほえみの仏たち
著者名 高橋 実/著
    大久保 憲次/監修
出版社 新潟日報事業社
出版地 新潟
出版年 2011年
定 価 1600円+税
ISBN 978-4-86132-441-3


※ 『木喰仏を巡る旅』目次のページをご覧ください。

 

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部

長岡市白鳥 真言宗豊山派寶生寺 三十三観音の大群像の一部(下段中央は木喰上人自刻像)

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