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わらべ唄 | へんなか

わらべ唄hennaka

へんなか 「わらべ唄」

わらべ唄                  相野原  田中 セキ

一 越後、新潟、三条、与板、出雲崎、武蔵、長岡、弥彦、九州、東京。 (お手玉)

二 一番初めは一の宮 二また日光中禅寺 三また佐倉の総五郎 四また信濃の善光寺
  五つは出雲の大社 六つ村々鎮守様 七つは成田の不動様 八つは大和の八幡宮
  九つ高野の高野山 十は東京本願寺 これ程信心なされても、波子の病はなおらない
  武夫が戦争に行く時は 白き真白きハンカチを うち振りあげて ねえあなた
  早く帰りて頂戴な 遥か向こうに来る汽車は 武夫と波子の別れ汽車
  二度と会われぬ汽車の窓 泣いて血を吐くほととぎす。 (お手玉) (まり)

三 よべやすこへよばれて行ったら お鯛の吸物 雀の丸焼 ざきざききざんで
 一ぱい吸いましょう 二はい吸いましょう 三ばい吸いましょう 四はい吸いましよう
 五はい吸いましょう 六ぱい吸いましょう 七はい吸いましよう 八はい吸いましょう
 九はい吸いましょう 十ぱい目のお月様 酒酔いました 酒酔いました (まり)

四 一つがんがらび 二つさんしょの木 三つみかんの木 四つ柚(ゆず)の木
  五ついちょうの木 六つもみじの木 七つ南天の木 八つやしょうの木
  九つ小梅の木 十で細めて中杉八杉、大杉 小杉  (まり)

五 隣のおばさん 時計は何時でございます
  一時 二時 三時 四時 五時 六時 七時 八時 九時 十時
  十一時 十二時 (お手玉)

六 おい一つおろしておっさらい お二つおろしておっさらい
  おい三つおろしておっさらい おみんのさらりおとし上げ
  おとし上げおろしておっさらい おつかみ おつかみ おろしておっさらい
  おちりん おちりん おろしておっさらい
  お左お左うつしてだりうつしてだり仲よせつまよせさらりと取って おっさらい
  おひる おひる おろしておっさらい
  小橋くぐれ 小橋くぐれ 大橋くぐれ 大橋くぐれ
  お袖くぐれ お袖くぐれ  (お手玉)

七 だいせん だいせん だいせん のっこれ のっこれ のっこれ のっこれ
  揚げ団子あげ団子 あげ団子 あげ団子 小豆(あづき) 
  あつき量り あつき量り あつきも量って
  お米はかり お米はかり お米も量って
  お米つき お米つき お米もついて
  お水汲み お水汲み お水も汲んで
  お米とぎ お米とぎ お米もといで
  これから仕掛けて 仕掛けて しかけてお火たき お火たき お火たき お火もたいて マンマたき マンマたき マンマもたいてマンマ食べ マンマ食べて マンマも食べて お膳上げ お膳上げ お膳も上げてこれからのっこれ  (お手玉)

八 いたちおいたち ずいみのみ 早々くだれ くだれ笠の神社が むしろ下げて
  こもさげて 川原の夜の中 オッチョン チョンギーカタカタ ヨイヨイヨイ
  ギーカタカタ ヨイヨイヨイ  (手遊び)

九 一に橘 二にかけつばたね つばたね 三に定めて 四にしき牡丹ね 牡丹ね 五にはごんごんと泣く子ばせたね ばせたね六にどんな物食べさせられたね られたね
 七にしめしを洗わせられたね られたね 八にはっちけ玉涙がこぼれるね こぼれるね 九には くやしがって 出てごうと思ったね 思ったね 十には殿様 ご紋章が光るね 光るね  (手遊び)

十 一れつ談判破裂して 日露の戦争荒にけり
  さっさと逃げるはロシヤの兵 死んでも尽くすは日本兵
  五万の兵を引きつれて 六人残してみなごろし
  七月八日の戦いに ハルビンまでも攻め入って
  クロバトキンの首を取り 東郷大将 万々歳 万々歳 (まり、お手玉)

(次の唄のみ相野原 山岸フミエ)
十一 向い向いの竹切りか 新四郎さまか
   四郎さまか お茶も 茶の子も やでござる 晩に来たなら 宿かさぬ
   宿もかせない 戸も開かぬ そろりそろりと手をやって 親に三貫 子四貫
   四十四貫の金持ちが 高い米買うて 舟に積み 低い米買うて 舟に積み
   その舟どこまで 信濃まで信濃みやげに 何もろた 一にこうがい
   二にべっこう 三にさらしの白帷子 誰にくりょとて 買うてきた
   あねさにくりょとて 買ってきた
   あねさはいっつに お死にゃった おばさにくりょとて 買ってきた
   おばさはいっつに お死にやったそれがうそなら お墓の前に お花をあげて
   お水をまいて ちりりんと ちりりんと  (まりつき)

十二 ひとつ 一山ひっせきがたよるよ アレランコレラン
   ふたつ 船場に船頭さんがたよるよ アレランコレラン
   みっつ 味噌屋はお豆がたよるよ アレランコレラン
   よっつ 吉原 お客さんがたよるよ アレランコレラン
   いっつ 医者どんのお薬箱がたよるよ アレランコレラン
   七つ 泣く子のお乳がたよるよ アレランコレラン
   八つ  (失念)
   九つ  子供衆のお守りか??? アレランコレラン
   十は  殿様代官所か???????? アレランコレラン (手あそび)

                          法坂  山崎 正治
十三 えんがさか さっさ 落ちれば谷だ
 (木に上って枝をゆすぶりながらうたう。)

十四 ごんごんごんごん 子を生んでくれ
 (杉の葉の新芽を摘み、両手の掌に入れてゆすりながらうたう。)

十五 おったいぼこたいぼこ たいのまつあ 火事ら
 にっぽんすけはち 見たろこ とっこんじ
 (握り拳を互いに積み重ねながらうたい、うたい終わったら一番下になった者が上に なった者の手をたたく。他の者は打たれないように素早く手を引っこめる。)

十六 はじまった はじまった ひっぱりご くらがはじまった
 (二組に分かれて互いに手をひっぱりあい、自分の陣地まで相手をひっぱって行く。)

十七 地ぐも地ぐも 下あ火事らすけ 天上 へあがれ あがれ
 (土台石などに巣を作る"地ぐも"を捕らえる時歌う。)

十八 べろべろかめろ とうといかめろ 親 でも子でも 屁こいた方へちょっとむけ
  (細い棒を鍵なりに折り曲げ両手に挾んでくるくるまわしたら、誰が屁をこいたかあてる。)

十九 ぼんぼんぼん どっからついだ
 (すぎなの節の所から引き抜き、またそっとつないでどこからついだかあてる。)

二十 あめあめごんごん お寺のなしの木に 一升五合とまれ とまれ
 (雨ふりでつまらぬ時外を眺めながらうたった。)

二十一 けんかのうた
 よこさの子供があんまり馬鹿で ととのきんたますりもいで
 ほとけさまへかざって おがんだ おがんだ
 ほーざかほねなし あおあお でっち
 よこーさよまきの べっちょうのばんつき
 きーざ きんたまぶらさげて
 人まねこまねこ さかやのきつね
 まけーてにげて かなぎっちょ へっびにぼわれてしかたがねい
 (川を挾んで対岸の村の子供や、隣り村の子供と口げんかでやりとりをする。これがだんだんエスカレートすると石合戦になることもあった。)
 おとことおんなが あすんで ねんねができたらどうしるや
 (男の子と女の子が遊んでいるのをねたんでうたういじめうた。"ねんね"というのは赤ちゃんのこと。)

 

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