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生きて書くということ | 高橋実のひとりごと

高橋実のひとりごとmonologue

高橋実のひとりごと

生きて−書く−ということ

高橋 実

山里の医療現場に生きる

平成26年10月25日

 山本医師の診断を受けるのは、この小国(おぐに)の老人たちがほとんどである。氏は言う。
 「老いを生きるのは人生最大の難事業であって〈長寿めでたし〉などと軽々しく言えるのは外野席だけだ。だが視点を変えれば、この老いの苦労こそが生への未練を絶ち、死の恐怖を和らげてくれる妙薬でもあるのだ。」
 老いはだれでも必ずやってくる大きな関門である。 […山里の医療現場に生きる…を読む]

 

隠された死への意識

平成25年4月20日(土)

 病室の窓から雲が見える。時折風で流されてゆっくり流れてゆく。7階の病室の窓から下を眺めると。下の道路には多くの車が走り、赤信号で止まり、青に変わると一斉に動きだす。時には郵便車が手紙を配達している様子が見える。下界では入院しているわたしなんぞに全く無関係に社会活動が続いているのだ。その慌ただしい活動と無関係に私はベッドに横たわっている。それが許されて良いのだろうか。[…隠された死への意識…を読む]

 

越後の風土―養父母の胸の如くに

平成23年4月  

平成二十二年、柏崎市の市制施行七〇周年を記念した講演会で早稲田大学名誉教授の鳥越文蔵氏は浄瑠璃本「弘知法印御伝記」発見について話をされた。

この本は幻の御伝記と呼ばれ、長い間その存在すら忘れられていたが、昭和四十三年イギリスの大英博物館に保管されていた本が鳥越氏によって発見され、平成二十一年六月、越後猿八座によって柏崎で上演されたという。残念ながらこの公演を見る機会を逸したが、弘智法印の話を聞き、私は、木喰五行上人の生き方と重ね合わされた。二人は同じ真言宗僧侶として木喰戒を受けて諸国を廻国した遊行僧であった。前者は越後で即身成仏して命を終えた。[…越後の風土…を読む]

弘智法印・木喰五行上人・釧雲泉・石川雲蝶・種田山頭火
について記します。

 

マンガ本「小国氏伝説」に関わって

 マンガ本「小国氏伝説」が漸く出版された。小国町歴史ロマンを語る会発行である。
 わが住む小国の歴史を次の世代の人たちにも知ってもらいたいという願いは、数年前から持っていた。小学校上級生が使う「私たちの郷土おぐに」の副読本は、町の政治や暮らしを一覧できるが、歴史面の記述がなかった。それで、小国の歴史を漫画本にしたらどうかと言う声が出ていた。[…マンガ本「小国氏伝説」に関わって…を読む]