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恩師山崎潔先生を偲ぶ | 高橋実のひとりごと

高橋実のひとりごとmonologue

恩師山崎潔先生を偲ぶ

 大学の同期生古川眞一君と一緒に東京のホテルに一泊した。大学時代の同期会に出るためである。二人の間にしきりと小学校時代の恩師山崎潔先生の話が出た。
 私達二人は小学校時代からの知り合いだった。小・中・高校も別々の学校だった。それなのに大学で一緒になった。そこに共通の恩師故山崎潔先生の存在があった。先生が以前に勤めていた古川君の学校と新任の私の学ぶ学校の子ども達との文通を勧めたためである。たまたまその時の文通相手が古川君だった。山崎先生の仲立ちで文通を続け、そして大学で同期となった。
 先生は小学生だった私たちにしきりに文章を書く楽しさを教え、何冊もの文集を作って下さった。私が国語の教師として、文章に関りを持ったのも今思えば、山崎先生の影響を受けたといっていいだろう。私の手元に小学校時代、先生が作ってくださった何冊かの謄写版刷り文集が残っている。先生は平成十九年四月、七十九歳の生涯を閉じられた。私たちも二人とも国語教師の道を全うして、先生の亡くなった年に近づいてきた。私達を結び付けて下さった山崎先生の御心を偲び、心から御礼申し上げたい。