本文へスキップ

雪の日の車運転 | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

雪の日の車運転

 新年あけてから大雪が続いている。二月五日は一日中雪がやむことなく、二時間ほど止めた車の屋根に20センチほども雪が積もってしまった。旧長岡市内でも一メートル越えたという。連日気温がマイナスで氷が解けない。
 こういう日の運転は怖い。道路は圧雪で穴ぼこだらけ、どの車も大きく揺れながら走っている。硬く踏まれた圧雪の上の運転では、信号で止まろうとしてもスピードを出しているとスリップして止まれない。ブレーキが効かない。
 特に吹雪で先が見えないときは一面真っ白、道路と両脇の雪壁の区別がつかなくなってしまう。脇によりすぎて、雪に埋もれて見えなくなった縁石の上に乗り上げてしまうこともあった。
 気温が低いためワイパーについた雪が凍り付き、フロントガラスの雪を拭き取れない。それで視野が狭くなる。また車の屋根の雪をきれいに払ってから走り出さないと、走行中に屋根雪がどさりと前に滑り落ちて、フロントガラスをふさいでしまう。途端に前が見えなくなる。道路の両脇の雪壁が高くなって、ますます見通しがきかない。カーブの向こうから対向車が急に現われ、ハッとさせられる。
 道幅が狭くなり、対向車線と走行車線ギリギリとなる中、歩道が雪で埋まってこの道を歩行者が歩いていたりするとこれまたハッとさせられる。特に夜、黒いコートで歩く人にどれだけハッとさせられたかわからない。歩行者は右側を歩くので、向こうから歩いてくる人は、自分の車と正面から向き合うことになる、曲がった途端に突然歩行者が現われる。雪道の運転は怖い、怖い。(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

 > 雪の日の車運転 >