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新しい除雪具 | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

新しい除雪具

 連日続く雪でどこもかしこも雪の始末に追われている。このとき欠かせないのが除雪用具である。「北越雪譜」の江戸時代では堅木で作ったコスキ(木鋤)のみであった。屋根雪など雪をコスキで豆腐状に四角に切り、先端の広い部分に載せて投げ捨てた。春先雪が硬くなってコスキでは割れなくなった氷状の雪には、土木用のツルハシで砕いたり、鍬で砕いたりした。
 シャベルが出てきたのはいつだったのかシャベルは別名スコップと呼ぶ。辞典ではスコップはオランダ語で、シャベルは英語である。ネットではシャベルは西日本、スコップは東日本で使う用語という。シャベルにも先の尖った剣スコと先の四角の角スコがある。除雪用には角スコが主流で、剣スコは土木用が主である。
 そこに現われたのがスノーダンプである。箱橇型で取っ手がついて雪上を推して運ぶ。これは大量の雪を掬って橇のように運ぶので能率的である。このスノーダンプは昭和40年代三条市辺りで発明されたものと聞いている。これにキャスターを取り付ければ雪にない場所まで山と積んだ雪を運ぶことができる。
 最近スーパーなどに行くと、新しい除雪用具が並んでいる。丁字型で先端が湾曲してここに雪を抱え込んで押してゆく。ハンドトラクターと呼んでいる。これにエンジンのついた家庭用電動除雪機も出ている。柄の長い丁字形した屋根雪の雪庇落とし用具もある。
 そしてエンジンのついた大型の家庭用除雪機である。抱え込んだ雪を遠くまで飛ばす。これからも除雪具は進歩し続けるだろう。(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

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