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観光は地域振興の切り札 | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

観光は地域振興の切り札

 小国観光協会「よっていがんかい」の総会に、長岡市観光課長、与板支所長、川口支所長を歴任された長谷川久氏の講演があった。題して「観光は地域振興の切り札」。長谷川氏はマジックの余技があり、最初に持っていた赤いハンカチを掌に丸めて隠すというマジックで参加者を驚かせた。
 観光とは地域の宝を見ることだという。その宝でいかに人を呼び込めるか。かつて与板支所時代、「天地人」ブームで人を呼び込む絶好のチャンスだったのに、トイレがない、受け入れ団体がバラバラの対応をしていたなど、おもてなしの心が不足していた。その点、寺泊観光は人を集めるのがうまい。弥彦観光や分水のおいらん道中見学に行く人を途中で引き留めようとする。
 長岡花火でもせっかく百万人の観光客が来るというのにわずか2日間で終ってしまう。長岡では、花火が終って駅に向かう人に店はシャッターを下ろして、駅は真っ暗になっている。せっかくの客を足止めする工夫がない。そして宿泊施設がなく、新潟や湯沢に宿泊客を取られてしまう。
 かつて与板や和島、出雲崎などで「良寛町」を造ろうとした。貞心が与板を通って和島の良寛にあいに行く道のり「塩之入峠」沿いに観光道路構想があったが、良寛を観光にするとは何事だといって良寛会の反対で実現できなかった。
 人を呼ぶにはストーリーが必要だ。「ロマンス街道」などネーミングで人を呼ぶ。それが人に感動を与えるのだ。その点小国の「よっていがんかい」はいいネーミングである。この小国にいかに人をよべるか。(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

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