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躰を動かすことは脳を動かすこと | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

躰を動かすことは脳を動かすこと

 死ぬまで自分の体を動かして元気にいたいという願望はだれにもある。介護予防体操が盛んである。この度、健康運動指導士小島伸子先生を講師に話を聞く機会があった。
 統計では男性の平均寿命は79歳、健康寿命は70歳、女性は平均寿命86歳、健康寿命73歳という。健康寿命は、寝たきりにならず元気でいられる年齢を言う。
 今後、平均寿命の延伸に伴い、こうした健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになる。病気予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人生活の質低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できる。
 小島先生は体を動かすことが脳の活性化に直結していることを強調された。大阪でも大きな地震があったが、中越地震の時、不安の中でもビニールハウスでみんなと一緒に過ごした時間が楽しかったといわれた。いろいろな人と話すことが脳の活性化につながり、元気な老後を過ごすのだと強調された。
 脳の中の海馬といわれる器官は記憶を司る部位で、短期記憶の形成に関係しているという。体を動かすこと、特に脚を動かすことが、海馬を刺激し、その衰えを防ぐといわれる。
 人は他人の世話にならず、自分の足で自分の用をたしたい、認知症にならず、人生の最後までしっかりと生きたいと願っている。でも運動など面倒くさいと思っている人が多いのではなかろうか。高齢者のみなさん億劫がらず外へ出て、大勢の人と話そうではありませんか。(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

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