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自然災害の多発 | 悠久録(長岡新聞コラム)

悠久録column

自然災害の多発

 9月も明日で終わり、今年も3分の2が過ぎる。それにしても今年は日本列島を相次いで自然災害が襲った。異常高温、大型台風、大型地震の頻発など後の歴史の中にこの年は必ずや残る年になることが間違いない。
 人間の体温を超える大気温が長く続き、熱中症が多発した。台風に襲われて、川の水があふれ、家や人が流された。はたまた強度7強の地震が北海道を襲い、がけ崩れが頻発し、全土が停電となった。電気や水がストップするとどうなるか、人々は嫌というほど気づかされたに違いない。
 平成16年中越地震の年も次々と自然災害が襲った。震度7の強震と7月の洪水、そしてその冬の大雪だった。人間の文明が進化しても、この自然災害にはどうすることもできない。自らの命を自分で守るしかない。「天災は忘れたころにやってくる」は寺田寅彦のことばだが、今では天災はいつやってきてもおかしくない時代にはいってしまったのではないだろうか。
 9月6日の北海道地震は、朝3時過ぎだった。人々がまだ睡眠の時間である。人々が活動していない時間だったから、被害が少なかったのか。いや活動時間だったら逃げられた人もあったかもしれない。あるいは真冬の時期だったらどうだろう。電気が来ず、暖房も使えないところで、震えているしかない。凍死者も出るであろう。自然災害は時期も場所も選ばない。こんな場所で地震が来たらどうしよう、洪水に見舞われたらどうしよう、これから人々はその災害への対処の方法を考えて生きるべきなのだろうか(ひこぜん)


※「悠久録」は長岡新聞の一面コラムです。

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